第2回フォルテピアノ・アカデミー

登場するフォルテピアノたち

第2回 フォルテピアノ・アカデミー SACLAでは練習室用のクラヴィコードを含み9台の鍵盤楽器を持ち込みます。

アカデミー・レッスン受講生は全ての楽器で練習ができます(時間に制限があります)。聴講をお申し込みの方にはご希望に応じて〈体験コーナー〉も用意しています!またコンサートに各楽器が登場します!

A.ヴァルター

Anton Walter(1795年製の復元楽器 C.マーネ製作)F1~g3    

ウィーン式(跳ね上げ式)アクションのフォルテピアノ

ウィーン古典派の巨匠モーツァルトやベートーヴェンに支持されたフォルテピアノ。膝レバーによるダンパー解放装置と、弦とハンマーの間に薄い布を挟み込み音色を変化させるモデラートが付いている。ハンマーヘッドは鹿革で、鉄弦と真鍮弦(低音域)が木製のケースに弱い張力で張られている。軽いタッチ、明快な発音、倍音の豊かな音色が魅力。    

J.L.デュルケン

Johan Lodewijk Dulcken(1795年製の復元楽器 太田垣 至製作)5オクターブ    

ウィーン式(跳ね上げ式)アクションのフォルテピアノ

ウィーン古典派の巨匠モーツァルトやベートーヴェンに支持されたフォルテピアノ。膝レバーによるダンパー解放装置と、弦とハンマーの間に薄い布を挟み込み音色を変化させるモデラートが付いている。ハンマーヘッドは鹿革で、鉄弦と真鍮弦(低音域)が木製のケースに弱い張力で張られている。軽いタッチ、明快な発音、倍音の豊かな音色が魅力。    

B.クリストーフォリ

Bartolomeo Cristofori(1726年の復元楽器 久保田 彰製作)

ピアノの発明者クリストーフォリのピアノ。ハンマーで弦を打つ新楽器はGlavicembalo col piano e forte(弱音と強音をもつチェンバロ)と名付けられ、長い名前が短縮されて「フォルテピアノ」「ピアノ」という呼称になった。タッチによって強弱の変化や多彩な表現が可能となったクリストーフォリの発明は、現代のピアノへと継承されている基本的構造が多数。18世紀初頭のイタリアの作品は、クリストーフォリの音色によってその真価が輝く。    


タンゲンテンフリューゲル

Tangentenflügel(Ch.G.Schröter考案のアクションによる復元楽器 久保田 彰製作)G1~e3

タンゲンテンフリューゲルの発音の仕組みは、キーの後方の加速レバーにのった木片を飛ばして弦を打ち、自然落下させるというシンプルなもの。タッチによって強弱もつけられ美しい音色が魅力。モーツァルトがザルツブルク時代に弾いていたことでも知られる。

J.ブロードウッド

J.Broadwood & sons 製作のスクエア・ピアノ1814年製 F1~c4(太田垣 至 修復 2012年)

イギリスを代表する製作家。ハイドン、ベートーヴェン、クレメンティ、ショパンなどに愛用された。スクエアピアノは19世紀初頭のフォルテピアノ普及に大きく貢献。

クラヴィコード

Ch.G.Hubert(1770年代製の復元楽器 深町 研太製作)F1~f3

キーの後端についているタンジェント(真鍮片)が弦をたたいて音を出し、キーを押している間は弦を押し上げたままになるので、ヴィブラート(ベーブング)をかけることができる。絶対音量は小さいが、表現力の豊かな楽器。繊細なニュアンスを生む良いタッチ習得にも最適。


ピアニーノ

Pleyel製のピアニーノ 1840年製 C1~f4 (太田垣 至 修復 2015年)

ショパンに愛用された、エラールと並ぶフランスを代表するピアノメーカー。ショパンがサンドとマヨルカ島に滞在していた際に所有していた楽器と同型。

クラヴィシンバルム

打弦タイプのクラヴィシンバルム(久保田 彰製作)c~c3    

15世紀ズヴォレのアルノーの記述図を元に、詳細については久保田彰氏の想像と経験で補い製作した楽器。当時、本当に製作されていたとしたら、ピアノの最も古い祖先となる。